いっぽうやめたとばっか思っていたのにやめていなかったんだ宇良関

いかにいい加減で酷薄なファンであったかを思い知らされた

ファンというより

俺という人間がいかにいい加減で酷薄であるかを改めて思い知った

まあいい加減で酷薄だから今日まで生きてこれたと言えるのだけど憎まれっ子世に憚るというちょっと可愛い感じとは違う

でもいい加減で酷薄な人間になろうと思ってなったわけではない 気がついたらなっていたのだ ひょっとしたらなっていたというより生まれつきかも知れない 生まれつきならしょうがないと思うのがのうのうと生きる秘訣でもあるのだ 自分に甘くて人に厳しいのがこの手の俺みたいな人間の常態なのだ

おちょやんの自分のことしか考えないどうしようもない父親 娘を売り飛ばしてでも自分は助かろとする父親 でも昔は娘が生まれたら喜び売れる日を指折り数える父親も普通にいたらしい 信じられないくらいひどい父親だけど今では子供を虐待して殺してしまう父親や母親がいるのだ どっちがひどいのかわからないけどとにかくひどい

でもおちょやんの父親は死ぬ間際には改心し娘の幸せを願って死んで行くのだけどこの辺が日本のドラマの弱いとこで最後まで娘を売り飛ばそうと企みながら死んでしまうひどい父親を描いて欲しかった それだったら受信料文句は言わず払ったのに