トインビー.  

トインビーに対する批判的な反応は、世紀半ばの真の知的歴史を構成している  だって 

知的歴史なんて言葉初めて見た かって一世を風靡したトインビーだがいまでは歴史や世界観に対する一種の時代遅れのハウツーもののように扱われているようだ

以前俺もトインビーの 人類は絶え間なく崖をよじ登っているようなのだ という言葉を知り なんかそう表現される人類がかっこよく愛おしく思えたのだ そしてこの言葉はトインビーに関係なく今でもナルシスティック的に好きだ

それにしてもトインビーを初めて検索して見てその仕事の広範囲かつ膨大さにビックリし これは絶対一人では無理でスタッフと言おうか代筆する人とか資料を調べる人とかは無論影武者的な人とかはたまた考える人とかがいたに違いないと思った

まあヒットラーを支持したとか池田会長との長時間の対談で莫大な報酬を得たとかそれこそ漫画みたいなことができたのもスタッフがいたからに違いないのだ

ところで思想というものは発明したものなのか発見したものなのかどちらなのだろう

小保方晴子さんはSTAP細胞なるものを発見しただけなのに発明したと思われ世間から糾弾されたけど思想も既にあるものを発見しただけで全くなかった思想を発明するということはもはや宗教の領域ではないだろうか

両者の違いを簡単に言えば思想は頭の領分で宗教は肉体の領分と言っていいのかな