深沢七郎さんの小説楢山節考では

70歳になったおばあさんがまだ元気なのに村の掟に従って死ぬため息子に背負われ楢山さんに登るのですがそれまで登るのは60歳の時とばかり思い込んでいた私は思わず不謹慎にも70歳ならもうなんて思ってしまった

コロナ禍が始まり遭遇したことで印象深かったのはスーパーのレジで並んで待っている時いずれも小柄で70歳代と思われる女性何人かに「もっと離れて」とか「そんなに寄らないで」とか睨みつけるようなきつい語調で言われたことです

言われたみなさん普段ならそんなこと決して言わないような雰囲気なんでちょつとびっくりしてしまいました

いまさら当然ながやっぱり人間幾つになっても生に対する執着は並々ならぬものだと思わされました