戦国時代で一番好きな武将は誰と聞かれたら織田信長と答える

どんな分野でもどんな項目でも大抵の場合一番有名か一番強いか一番人気があるかとにかく一番と思う人のファンになる

ミーハーもいいとこだけどそれもこれもなるべく辛い目に遇いたくないからにほかならないからで要するにずるいんだ

織田信長の父親は信秀で尾張織田信秀と美濃の斎藤利政は敵対し合っているし歳も離れているのになぜか相性がよく時々京や堺に誘い合って遊びに行っていた

ちなみに対人関係で相性の良し悪しは一番大事なことで相性がいいとイヤミを言ったつもりでも冗談に取られ逆に悪いと冗談を言ったつもりでもイヤミに取られる

そんなあるとき堺の豪商の屋敷で南蛮船に乗ってきた双子の姉妹に合う

母は琉球の人父はバテレンという姉妹の怪しいまでの美しさに囚われた二人は連れ帰り尾張と美濃の境に立つ聖徳寺の塔頭の一つに住まわせ会いたいためしなくてもいい戦を頻繁にことさら国境で交え会いに行っていた 

そして姉妹に父親が誰だかはっきりしない子供が出来た

姉に生まれた男子を引き取った信秀は吉法師と名づけ嫡子として育てる

妹に生まれた双子の姉妹は利政が引き取り姉は帰蝶妹は市蝶と名付けられた